Q土地改良事業団体連合会とは?

・土地改良法によって定められた公法人

土地改良法という法律によって定められた公法人で、営利を目的としないので、税法上は公益法人等として扱われます。

・共同の利益を増進するため会員自ら設立した協同組織

会員である市町村や土地改良区が農地整備などを行う際に、専門の団体である本会に委託することで、より効率的に行うことを目的としています。なお、土地改良区とは農業者などが農地整備などを行う際に設立する団体のことです。

・「全国土地改良事業団体連合会」、「都道府県土地改良事業団体連合会」

全国組織として全国土地改良事業団体連合会が存在する他、各都道府県にも1団体ずつ存在します。

Q沿革は?

・大正7年(1918)岐阜県耕地整理連合会設立

本会の前身となる組織です。2018年に創立100周年を迎えました。

・昭和33年(1958)岐阜県土地改良事業団体連合会設立

土地改良法の改正にあわせて、事業の一層の効率化、共同の利益増進を目的とする法に基づく機関として位置付けがなされました。

Q事業内容は?

主に次のような事業を行っています。

・ほ場整備、農道整備、農業用用排水路整備等の調査計画、測量、設計、施工監理補助等

・ほ場整備等による換地計画の樹立や換地処分登記等

・農業用揚排水機場、頭首工等の保守点検や農業水利施設のストックマネジメント業務等

・本会の会員である市町村・土地改良区への指導助言

詳しくは、事業内容をご覧ください

Q水土里ネットとは?

土地改良事業団体連合会の愛称で、次の意味が込められています。

水・・・農業用水、地域用水
土・・・土地、農地、土壌
里・・・農村空間や農家、非農家の生活空間

また、「水土里」(=緑、グリーン)には“自然” “環境への影響を少なくする” 意味があることから、豊かな自然環境や美しい景観を意味し、おいしい水、きれいな空気など清廉なイメージを表現しています。

・地球10周分の水路ネットワーク

土地改良区は、全国の40万kmに及ぶ水路等のネットワークによって農村の健全な水循環を形成し、農地を潤すことにより安全で安心な「食」と「農」の基盤づくりを担うとともに、これが国民共有の財産である美しい農村の基礎ともなっているとの役割を地域及び国民にアピール。

・農家、地域住民等のネットワーク

人、物、情報のつながりにより、農家のみならず、地域住民や都市住民と連携(ネットワーク)して、「水」、「土」、「里」を 創造し、都市と農村の共生対流を促進。

・資源循環のネットワーク

農村で発生する有機性資源(集落排水汚泥等)の農地への還元など、廃棄物のリサイクルによる資源循環を通じ、循環型社会の構築に取り組む。